高校留年から全てが始まった!!

人生どん底のアラフォーがそこそこ楽しく生きている、適当な雑記ブログです。

高校卒業してその後①

8月から無職になり、毎日ぐうたらしている。

9月にとある資格の試験があるため、なるべく勉強しようと思うが、

なかなか思うようにできておらず、焦るばかり。

ついついPS4のコントローラーを握り、Far cry 4をやってしまう。

パガンミンのようなめちゃくちゃで繊細な人生、ちょっと憧れるな。

 

今日は、高校を卒業してからのことを少しかいてみようと思います。

高校卒業してから

留年し惰性で行くと決めた高校もなんとか卒業できた。

ただ、惰性で高校に通っていた私は、進路については

真剣に考えず、「音楽好きだから芸大行って、

一発でかい山あたるべ」と安易な発想に。

当時の私は少し楽器をかじっていて、

バンドの真似事のようなものをしていました。

楽器を始めたきっかけはモテたい。ただそれだけでした。

 

無事、進学先にも入学できバイトも決まり、

ここからリア充ライフに突入だ!と思っていました。

この時までは、、、

そんな安易な発想で大した覚悟もないもんだから、

たちまち講義についていけなくなり、

だんだん大学からも足が遠のく。

当時の私は、音楽を志していたにも関わらず、

音符は読めない・リズム感はない・協調性がないetc

と、本当になめきった学生でした。

とある講義でも、中学生レベルの読譜ができず、

教授から「お前頭大丈夫か?担架で保健室運んでもらうか?」

と、ひどい怒られ方をした。

大学中退、、、

そんなことでは続くはずもなく、

1年たたず中退しました。

留年して中退という最悪のコース。

残されたのは地元のレコードショップのバイトと、

ちんけなバンド活動だけでした。

当時はちょっとしたバンドブームで、

地元でも雨後の竹の子のように色々なバンドが誕生していました。

そんなローカルバンドのコミュニティの、

下の方でうろちょろしていた私は、

とんだ勘違いバンドごっこ野郎でした。

深夜ファミレスで、バンドのメンバーと熱く夢を語り合い、

カートコバーンがどうだったとか、

トムヨークがどうしたとか、チベットがあーだこーだと、

こじらせのたまわっていました。

一方バイトのほうはというと、

適当にやっており、コミュニケーション能力もない。その結果

発注ミスや、電話対応でクレームを受けたりしていた。

あまりのひどさに、他の年下バイト君が気遣ってくれて、

呑みに誘ってくれる始末。マジでどうにもならん問題バイトでした。

 

人生の転機

 

そんな実家に寄生フリーター生活を、

実に8年費やしました。

8年あったら社員や店長になれるだろ!と思う方もいるでしょう。

しかし私は違う。プロアルバイターのままだ。

当時続けていれば行きつくさきは、ピザキャップだっただろう。

後から入ってくる人たちが、どんどん社員になっていくなか、

ちんけなバンドにすがりついていた自分が

情けないと内心思っていました。

そんな中で、人生の転機が訪れました。

それは、当時のバンドのメンバーによるものでした。

夢からさめた!

4人組のメンバー中で、
ニルバーナ大好きのギターボーカルのカート君がいました。
何故かカート君から私は好かれていた。
私の必殺技である、

聞いてるようで本当は聞いていないフリと、
興味あるようで本当は全然興味ない

相づちが心地よかったのだろう。
ちなみにこの必殺技は、ナルシストと寂しいおっさん以外には、
全くもって通用したことがない。
そんなカート君は、イケメンでショップ店員で

オープンカーに乗っていた。
着ている服はジルサンダーだ。
それだけならよかったが、承認欲求が強く、虚言癖があった。
よく片親で苦労したんだぜ話を聞かされていた。
だが実際は、片親とはいえ一軒家の実家に住み、

何不自由なく過ごしていた。
自分が気持ちよくなるために嘘をつく。
若いころは、誰でもよくあることだと思って、

適当に聞き流していました。
そんなある日、バンドの練習終わりに、カート君からごはんに誘われた。
彼はいつも私と2人になりたがる。
必殺技が、ボディブローのように効いていた。
断る理由もなく、いきつけのファミレスに行くことに。
今日も聞いてやろうじゃないか、君の苦労話を。

カート君の嘘

だが今日は雰囲気が違う。深刻な顔をしている。

しばらくの沈黙のあと、カート君はこう言った。
「彼女が病気なんだ。もう助からないかもしれない」
私はどう声をかけていいか分からなかった。
カート君の彼女とは、

面識もあり何度か話をしたことがある。
つい数日前も会ったばかりで、
まさか病気をしているなんて思ってもみなかった。
「実は俺にも病気のことを黙っていたみたいだけど、
生存率の低い難病みたいなんだ。薬もないらしい」
そうカート君が言ったあと、肩を落とした。
最初は疑ったが、彼の深刻そうな姿を見て、

これは本当の話だと思った。
その打ち明け話のあと、しばらくカート君の葛藤を聞いた。
私は同情した。最後に、カート君が
「彼女に対して最後に曲を書きたい。
だからバンドも今まで以上に真剣にやりたいんだ!」

と言った。私もできる限り協力すると約束して、

その日はファミレスを後にした。

その1ヶ月後位に、カート君は宣言どおり新曲を完成させた。
甘酸っぱい愛の歌だ。彼女が聞く最後の歌かもしれないと思い、
私も真剣に練習した。しかし、カート君はあのファミレス以降、
彼女の病気のことについては、一切話をしなくなった。
私は彼女の病状が気になりつつ、デリケートな話なので、
聞くに聞けない日が何日が続いた。
ある日、バンドの練習のあとにカート君と2人になった。
なんともない流れで彼女の話になった際に、
思い切って彼女の病状を聞いてみた。
「最近彼女の病気は大丈夫?」カート君はしばらく沈黙した。
(やっぱり思い出したくないのかな)と聞いたことを少し後悔した。
するとカート君は軽い感じで、
「あ~あの病気ね。どうやら新薬が開発されて、
完治する確率は10%から90%になった!もう大丈夫だから」

私は衝撃を受けた。
またかっこつけたいがために、嘘をついたのである。
しかも自分の彼女を利用してまで。もう病気レベルだ!
人が持っている見栄をはりたいと思う気持ちに、ぞっとした瞬間でした。
私はそっと話題を変え、適当なところでカート君との会話を切り上げて、
その日はさっさと家路につきました。

 

ちょっと思っていたより長くなりそうなので、

続きはまた後日書こうと思います。

読んでいただいてありがとうございました!